チンパンジーになれば楽観的になれる。
世間は5月…
所謂「5月病」的な悩みを密かにお持ちの方もいらっしゃると思うので、このタイミングで少し違うテーマで書いてみようと思います。
発達心理学から少し離れて、認知心理学の話を少しだけしてみます。
タイトルの通り、人はチンパンジーになれば楽観的になれます。
認知心理学にもいろんな分野がありますが、直近で学んだのは認知心理学の中でも「思考」のパートでした。
世の中にたくさんの生き物がいる中で、人間にしかないものは「考えること、想像すること」です。
過去にあったことから想像して、これはうまくいくかもしれないと未来を意識的に考えてみる…こんなことは人間にしかできません。
なぜチンパンジーになれば楽観的になれるか?というのは、どうやらチンパンジーは「今ここの世界しか生きていない」からだそうです。
人間が容易に絶望してしまうのは、想像力があるから…でもそれと同じくらい、未来を想像して希望を持つこともできます。
だから、チンパンジーのように「今ここの世界だけを見て、生きてみなさい」ということなんです。
物事は表裏一体、本当にそうなんだなぁとつくづく思います。
うんうん、ビールでも飲むか。
そして後先考えずに、さっさと寝るか。
※ちなみに…あくまで人間以外の動物や昆虫の研究をした結果、そうらしいということのようですので、動物や昆虫が話ができたらまた違う結果が出るかもしれません(笑)
※ただ、先のことを考えるために使っている脳の割合(前頭連合野、おでこのあたり)については人が特に広範囲なので、数値的には納得がいきます。